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名探偵ピカチュウから見るポケットモンスターとポケモンの違いの話 簡潔に

簡潔に

この記事は、名探偵ピカチュウを観たあとに、ざっと書こうと思ったものの、真面目に書こうとすると軽く論文ができるぐらいには長くなりそうだったので、どういうふうに書こうと思ったかを簡潔にまとめたものである

名探偵ピカチュウについて(ネタバレなし)

”ゲーム、名探偵ピカチュウを原作とした映画

といえば、普通のポケモンの映画となるが、予告編を見ればわかるとおり、出てくるのは、俺たちの知っているポケモンではなく、まさしく、ポケットの中のモンスターだった”

ということを起点にするつもりだった。

キャラクターに関する価値観について、日本とアメリカの違い

断念した理由

日本とアメリカでは、キャラクターに求める、かわいさ、かっこよさ、そういうものが違うよね、という話を、歴史を振り返りながらするつもりだったが、想像できないほどには長くなりそうだった

これを書こうとした理由は、名探偵ピカチュウのように、同じ作品なのに明らかに日本とアメリカで作った場合でキャラクターの造形が変わってくるのはなぜ、ということを根拠を提示して述べたかったからですね

あと、ここで、日本独自の怪獣文化、日本とアメリカの怪獣文化の違いも述べるべきだった

ポケットモンスターからポケモンへ

ここは骨子なので、そこそこ削るけど、ちゃんと書く。


1996年に発売した、ポケットモンスター赤緑、最初はちょっとヒットした、ぐらいの作品だったが、口コミでその面白さがどんどん伝播し、ついには日本でも有数のヒット作品となった…ということはそこそこの方が知っておられると思う


さて、その赤緑で登場した151匹は、まさしく、ポケットモンスター、ポケットの中のモンスターだった

最初にもらえる3匹の最終進化系からして、ウルトラマンあたりに出てきてもおかしくはないし、特に、ニドキングの初期のデザインは、今からすれば考えられないものである

かつてのニドキング

一方で、この時期でも、アイドルポケモン、俗にかわいいとされるポケモンが少ないながらもいた、ピッピ、プリン、ピカチュウ、イーブイの4匹である


赤緑発売とほぼ同時期に、コロコロコミックで連載がスタートした、ポケットモンスター、通称穴久保版の主人公ポケモンはピッピだったし、アニメに登場する主人公サトシの最初の手持ちはピカチュウだし(もっともこれは最初に選べる3匹のうちの1匹をメインに据えると、それ以外を選んだ子供たちが悲しむ、という理由もあるらしい…)、アニメの人気に押されて発売されたピカチュウ版のメインはピカチュウで、ライバルはイーブイだった

プリンも、アニメにおいて、歌っては眠らせて、それに怒って落書きをする、というキャラクターで長きに渡って準レギュラーを張っていた


さて、このポケットモンスターは、徐々にポケモンと呼ばれることが多くなっていく(ここらへんから根拠不明)

一番の理由は、おそらくアニメ、特にオープニング、めざせポケモンマスター、ではないかと思う(ここは完全に推測)

”ポケモン、ゲットだぜ!”…子どもたちはポケットモンスターを間違いなくポケモンと呼ぶようになったし、それを耳にした親御さんたちの中でも、ポケモン、というワードとテレビに出てくるピカチュウとかいうの、が自然と結び付けられるようになったことだろう(推測)


さらに、このアニメにおいて、このポケモンは思いがけぬ進化を遂げるようになった

ゲームでは当時のドット絵の粗さも相まって、あまり意識されてこなかった、ポケットモンスターの潜在的なかわいさ、それが、CV大谷育江のピカチュウを筆頭に、存分に押し出されるようになった

実際、アニメのおかげで、女子のファンを獲得したらしい(ソースはWikipedia)


そして、1999年、赤緑の正式な後継作品、金銀が発売される。

さて、ここで新たに登場するキャラクターは、赤緑のときとは、明らかに方向性が異なっていた

序盤に出てくるポケモンだけでも、ハネッコ、オタチ、メリープ、ウパー…イーブイの進化系でも、エーフィ、ブラッキー、など、かわいさを全面に押し出したようなデザインが急増するのである


この変化がとてもよく現れるのは、2004年に発売された、赤緑のリメイク、ファイアレッド・リーフグリーンである

もちろん登場する151匹(厳密に言うとそうではないが)、公式デザインが全て書き直された

その中でも、一番変化したと言えるのは、ラプラスである


上が金銀までのラプラス、下がファイアレッドリーフグリーン以降のラプラス

上の画像、粗い、がよく見ると口に歯が生えていることがわかるだろう

そして下、口を閉じているので歯が生えているかどうかはわからないが、明らかに丸みを帯びて、かわいいデザインになっている


そしていつからか、ポケットモンスターはポケモンと呼ばれることのほうが多くなっていた、ポケットモンスター、その略称がポケモンであることを知っている人より、ポケモン、その正式名称がポケットモンスターであることを知らない人のほうが圧倒的に多いだろう

それは、番外作品にも如実に現れる、ポケモン不思議のダンジョン、ポケモンGOなどが、最もたる例である


数々の出来事を通じて、ポケットの中のモンスターは、ポケモンというキャラクターに変化したのである

名探偵ピカチュウから見るポケットモンスターとポケモンの違い

先程も述べたが、劇場版、名探偵ピカチュウの予告編も見たときの俺の感想、それは、まさしく、ポケモンではなく、ポケットの中のモンスターだな、と思った、それこそ、初期のデザインを思い出させるような


実は、アメリカでポケットモンスターを展開するにあたって、アメリカの方から、まさしくアメリカナイズされた、デザインの変更、ちょうど名探偵ピカチュウで出てきたような、あるいはそれを遥かに超えるもの…が行われる予定だったが、日本側の反対にあい、日本と同様のデザインで売り出された、という経緯があった


だからこそ、なんで一度跳ね除けられた、アメリカナイズのモンスター、それを、今度はしっかり日本のポケモンに準拠させたとはいえ、登場させたのかはわからない、ただ、結局あれが彼らにとっての、本来の、かっこいい、かわいいなのだろう、という推測もできる


実はこの劇場版名探偵ピカチュウの中で、今年の夏上映する、ミュウツーの逆襲のリメイクの予告が流されたのだが、このリメイク、実は全編3Dである(日本制作では史上初?かな)

これが何を意味するのか


俺は、日本の、アメリカへ叩きつけた挑戦状に思えてならなかった


俺たちのポケットモンスターは、ポケモンは、3Dで(実写ではないのもミソ)、こうやって表現されるべきなんだよ、という

余談

ここまで長々とポケットモンスターとポケモンの違いについて述べてきたが、実は、アメリカにおいて、ポケットモンスターは存在しない、最初からポケモンだったのである

理由は…あちらではポケットモンスターは男性器を意味する、ちょっと卑猥な言葉だから、ということらしい


もしかしたら、アメリカに合わせて、ポケモンと呼ばれるようになった説、あると思います

ポケモンカードの裏面のフォーマットも、アメリカに合わせたしね


こういう解釈もある、ということでひとつよろしく

推測だらけになってしまったのがちょっと心残りだね、根拠を提示して、もっとしっかり書きたかった

追記

友人の指摘を踏まえて、ちょこちょこ追記、削除した


そもそも、俺は、劇場版名探偵ピカチュウに出てくるのは、日本的に発展したポケモンをアメリカナイズしたもの、と書くべきだった

ポケットモンスターをアメリカナイズしたものが、海外進出のときにアメリカ側が提示したもの(画像がないのが申し訳ない)、名探偵ピカチュウにどこか可愛さが残っているのは、日本的に発展していったポケモンをアメリカナイズしたものだから


「設定資料集Essential」のスタッフ発言、「ポケモンは、「かわいい」だけではなく「不気味さ」「気持ち悪さ」を残るようにデザインされている」(友人のツイートより引用)も踏まえれば、赤緑は、かわいさ、気持ち悪さ、不気味さ、これをいいバランスで作っていた、これがポケットモンスター

その後、アニメポケモンの成功を受けて、よりかわいいを押し出すようにはしたけど、依然として、日本古来のモンスター的な要素、気持ち悪さ、不気味さを残すようにもしている、これが現在のポケモン、というのが俺の主張とする


「設定資料集Essential」を大元に据えるとすると、名探偵ピカチュウは、あくまでつかみのようなもので、俺の本来主張したかったものとは関係ないかもしれない、結局あれもポケモンから派生したものだしね

ポケモンがポケットモンスターであることを思い出した、ぐらいのきっかけにするべき

まとめ

俺の最初の主張

ポケットモンスターからポケモンへと発展していったが、劇場版名探偵ピカチュウはポケットモンスターからのif、ポケットモンスターがアメリカナイズされていたらどうなったか

「設定資料集Essential」のスタッフの発言を元にした今の主張

ポケットモンスターからポケモンへと発展していったが、劇場版名探偵ピカチュウは、あくまでポケモンから派生したもの、ポケットモンスターがアメリカナイズされたら…は海外進出のときのif


ポケットモンスターは、ウルトラQやゴジラのような怪獣がオリジンになったもので、アメリカ的とは少し違うかな

ただ、ポケモンがアメリカナイズされたことで、結果的にポケットモンスター、ポケットの中のモンスターに回帰した、という主張もできるかも


マジで長くなりそう、これ卒業論文で書けるんじゃないかな…

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